いちじく

いちじくの薬膳的な性質

薬膳的説明

潤肺止咳:燥性の咳を止める作用があります。
清熱潤腸:熱と燥による便秘を改善する働きがあります。

いちじくについて

いちじくの原産地はアラビア半島の南部だそうですが、中国には遅くとも唐代には伝わっていたようです。

唐の時代にはペルシア語の音で呼ばれていましたが、宋代になると無花果という名で呼ばれるようになっています。

中国での歴史は南米原産のトウモロコシやジャガイモなどよりも長いのですが、中国の食文化への浸透度では出遅れている感じがあります。中国のいちじく好きは「ヨーロッパ人はいちじくが大好きなのに中国人はどうしてあまり食べないんだ?」と言っているくらいです。

近年になって四川省に「無花果之郷」と呼ばれる生産基地ができましたから今後はプレゼンスを高めてくるかもしれません。

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同じサーマルタイプの食材

サーマルタイプ:COLD 涼性

きゅうり

きゅうり

清熱利水:からだの悪い熱を取り除く作用があります。

ダイズ

ダイズ

健脾寛中:気の流れを促進し、脾の機能を高めます。 潤燥消水:潤いを増やしつつ余計な水分を除きます。 食べ過ぎると津液過剰となり病理物質である「痰」を生じるとする文献もあります。

なし

なし

生津潤燥:陰を補ない乾燥性のトラブルを改善します。 清熱化痰:痰熱を除去します。 解酒  :酒の毒を解毒します。 痰、熱、燥によるトラブルを改善することから肺の守り神とも言うべき食材です。

ゆり根

ゆり根

養陰潤肺:陰を補い燥性の肺のトラブルを改善します。 清心安神:心の熱を鎮めて精神を落ち着けます。この作用により不眠を解消します。 ユリ根は肺をケアする食材というイメージが強いのですが、安神作用もあるので睡眠の質が悪い人にはおすすめの食材です。 心火による不眠を改善するにはユリ根だけではなく補血補陰の食材を積極的に使い、食事の総合的なサーマルタイプが涼性になるようにします。 現代の日本では潤肺作用よりも安神作用のほうが注目されるべきでしょう。肺の渇きよりもこころの渇きのほうが蔓延しているからです。

とうふ

とうふ

益気和中:気の生成を促します。 生津潤燥:潤いを与えて燥性のトラブルを解消します。 清熱解毒:からだの悪い熱を除去します。

れんこん

れんこん

レンコンの功能は文献によって異なります。最大公約数的な効能は熱を冷まし、滞った血の巡りを改善する作用です。 この場合の熱は血分の熱(血熱)です。漢方理論によると「血分に熱がある状態」はかなりの重症です。 このようなケースは薬で治療するレベルの状態なので、薬膳を実践するうえではほとんど考慮する必要はありません。ですからレンコンは滞った血の巡りを改善する野菜だとおぼえておけばよいでしょう。 レンコンは生で食べる場合と火を通して食べる場合では効能が違うとする説もあります。この説によるとレンコンの功能は次のようになります。 生で食べると血分の熱を冷まし、滞った血の巡りを改善する作用があります。 火を通して食べる場合は補血、健脾、開胃の作用があります。

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