柿の薬膳的な性質

薬膳的説明

潤肺生津:燥性の肺のトラブルを改善します。

柿について

柿の葉にもほぼ同じ効能があります。

柿のヘタ(柿蔕:してい)は「しゃっくり」を止める漢方薬として有名です。かなり効果が期待できます。

日本人は完熟した柿はあまり流通していませんが中国では完熟した柿(熟柿:じゅくし)のほうが一般的です。

熟柿は半分に切ってスプーンで食べられるほど柔らかいのですが、その分扱いはデリケートになります。

日中のこの違いは柿渋と関係があります。日本人がイメージする柿は完熟しなくても甘い柿です。こういう柿には二種類あって、もともと渋くないものと人工的に渋抜きをしたものがあります。

人工的な渋抜きは柿の品種によって難易度に差があります。このため非常にたくさんの品種がある柿のうち完熟する前に渋抜きして流通させることができるものはごく一部に限定されているのです。

渋柿でも完熟すると渋が抜けるので中国ではそちらの方が流通しています。また干柿にしても渋が抜けるので中国では干柿(柿餅)もたくさん生産されています。

干柿の表面にわずかに白い粉が出ます。その粉を柿霜といいます。柿霜は中国では漢方薬の一種ということになっています。サーマルタイプは涼性で功能は潤肺止咳、生津利咽、止血です。燥熱性の肺のトラブルや口内炎の改善に用いられます。

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同じサーマルタイプの食材

サーマルタイプ:COLD 涼性

ドラゴンフルーツ

ドラゴンフルーツ

清熱潤肺:燥熱による肺のトラブルを改善します。

芹菜

芹菜

基本的な効能は平肝清熱です。ですから漢方薬として使う場合は肝陽上亢の治療に使います。 このほかにも去風利湿、除煩消腫、涼血止血、解毒宣肺、健胃利血、清腸利便、潤肺止咳の効能があります。 功能の細部をおぼえるよりも「瀉の作用を幅広くもつ野菜」と考えておけばよいでしょう。

ダイズ

ダイズ

健脾寛中:気の流れを促進し、脾の機能を高めます。 潤燥消水:潤いを増やしつつ余計な水分を除きます。 食べ過ぎると津液過剰となり病理物質である「痰」を生じるとする文献もあります。

ゆり根

ゆり根

養陰潤肺:陰を補い燥性の肺のトラブルを改善します。 清心安神:心の熱を鎮めて精神を落ち着けます。この作用により不眠を解消します。 ユリ根は肺をケアする食材というイメージが強いのですが、安神作用もあるので睡眠の質が悪い人にはおすすめの食材です。 心火による不眠を改善するにはユリ根だけではなく補血補陰の食材を積極的に使い、食事の総合的なサーマルタイプが涼性になるようにします。 現代の日本では潤肺作用よりも安神作用のほうが注目されるべきでしょう。肺の渇きよりもこころの渇きのほうが蔓延しているからです。

びわ

びわ

潤肺止渇下気:燥熱性の肺のトラブルを改善し、渇きを癒し、上昇性の気の過剰な動きを抑制します。

すいか

すいか

清熱解暑:暑気を払います。 止渇利尿:渇きを癒し、尿の排泄を促進します。 スイカはからだを冷ます作用が強い食材として知られていますが、サーマルタイプを「平」としている文献もあります。

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