鶏肉

鶏肉の薬膳的な性質

薬膳的説明

温中益気:気を補う作用があります。
補精添髄:精、髄を補う作用があります。強壮作用があると考えればよいでしょう。

鶏肉のサーマルタイプは文献によって熱から微寒までかなりの幅がありますが、功能から逆算して温性であると考えればよいでしょう。

古い文献でサーマルタイプが一定しないのは、生育環境やエサによって鶏肉のサーマルタイプが変化することを示唆しています。

鶏肉について

中国には「中薬鶏湯」という料理のジャンルがあります。これはチキンスープの補気作用をベースにしつつ他の食材や漢方薬を加えて薬膳料理として食すものです。

中国では黄耆(おうぎ)や当帰(とうき)などの補薬が手軽に手に入るので強力な補気補血作用がある「中薬鶏湯」を一般家庭でも作ることができます。

補の作用というと良いことばかりのように思う人が中国にもたくさんいます。ところが薬膳はバランスが大切なので「やりすぎ」は様々な問題を引き起こします。

専門家の解説を読んでいると「中薬鶏湯」の良さをPRするよりも危険性に警鐘を鳴らす文章が少なくない状況です。

どういうときに「補」を重視するか、補と瀉の組み合わせをどうするか。そこが薬膳の面白さではないでしょうか。

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同じサーマルタイプの食材

サーマルタイプ:HOT 温性

リュウガン

リュウガン

気血を補い心脾の機能を高めます。この結果として安神作用が生じます。 タネを除いて乾燥させた「竜眼肉」は漢方薬としても利用されています。

サンショ

サンショ

温中散寒:中焦を温める作用があります。 除湿止痛:病理物質「湿」を除去し、湿による滞りを解消して痛みを改善します。 日本でも使用頻度が高い漢方薬「大建中湯」の君薬はサンショです。 大建中湯は日本の臨床現場では手術後のケアに用いるというイメージの漢方薬ですが、漢方理論的に言えば「寒痛」の治療薬です。大建中湯の漢方的な効能は散寒止痛です。サンショ単独でもこの功能があります。

もも

もも

生津潤腸:潤いを与えて燥性の腸のトラブルを改善します。 活血消積:血の巡りを改善します。

にんにく

にんにく

行気消積:気滞を解消する作用があります。 さらに食欲増進作用があるとされています。 陰虚火旺、目・のど・口腔内の疾病がある場合は不向きな食材です。

しょうが

しょうが

発表散寒:解表作用があります。寒邪によるカゼの引き初めに効果的です。 消痰下気:咳を改善する効果があります。 温中止嘔:腹部を温め、吐き気を止める作用があります。 魚介類の毒を解毒する作用があるので、薬膳的には魚介類の料理に必須の食材です。 苦くて飲みづらい漢方薬を飲む前にしょうがの薄切りを舌にのせてしばらくすると、吐き気止めになります。

なつめ

なつめ

補中益気:気を補う作用があります。 養血安神:血を補い精神を落ち着かせる作用があります。

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