やまいも

やまいもの薬膳的な性質

薬膳的説明

補脾養胃:脾胃の働きを促進します。
生津益肺:肺の働きを促進します。
補腎渋精:腎の働きを促進し、精を保ちます。

先天の本(腎)と後天の本(脾)、さらに大気から気を取り込む肺の働きを促進することで生命エネルギーを多角的に充実させる作用があります。

やまいもについて

中国の言い伝えによるとヤマイモは古代中国で起きた戦争のときに山に追い込まれた兵士が発見したとされています。山で遭遇した食料なので「山遇」と呼ばれたそうです。

ヤマイモは古くから食材であると同時に優れた薬であると考えられてきました。このため「食中の薬」と呼ばれることもあります。

実際にヤマイモは漢方薬としても使われています。漢方薬として使う場合は「山薬」と呼ばれています。

『本草綱目』にはヤマイモは「諸虚百損」を治すと記されています。つまりヤマイモはあらゆる虚証を改善する作用がある食材です。

また清代の医学者張錫純はヤマイモは子供の病気を治療するのに適していると言っています。

虚弱体質を改善するには最適な食材と言ってよいでしょう。

日本では「とろろいも」として食べることが多いですが、中国では調理して食べるのが普通です。中華料理の世界ではヤマイモ料理のバリエーションは非常に豊富です。

炒めてもスープにしても和え物にしてもおいしいので、ヤマイモの料理を家庭のレシピに加えてみてはいかがでしょうか。

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同じサーマルタイプの食材

サーマルタイプ:FLAT 平性

キャベツ

キャベツ

サーマルタイプはフラットですが清熱作用があります。また止痛作用があります。 キャベツには睡眠の質を改善する作用があるとされています。具体的には眠りが浅い、よく夢を見る、居眠りしやすいなどの症状を改善する作用があります。

ブナシメジ

ブナシメジ

化痰止咳:病理物質「痰」を除去して咳を止める効果。 通便排毒:便秘解消効果。 中国ではシメジが一般的に流通し始めてからの歴史が浅いので薬膳的な評価は定まっていません。このページで紹介した薬膳的な効能はあくまで暫定的なものだとお考え下さい。

チーズ

チーズ

補肺潤腸:肺や腸に潤いを与えます。 養陰止渇:陰を補い渇きを癒します。肌の乾燥や痒みを改善する働きもあります。

くろきくらげ

くろきくらげ

補気補血:気血を補う作用があります。 潤肺  :燥性の肺のトラブルを改善する作用があります。 止血  :出血性のトラブルを改善する作用があります。

ぶどう

ぶどう

補気補血:気、血を補います。 生津利尿:渇きを癒し排尿を促します。 解表透疹:解表作用があります。 安胎:妊娠を安定させる作用があります。 ぶどうの功能はバリエーションに富んでいます。補と瀉の作用を兼ね備えた薬膳的に多機能な果実です。 旬は夏としましたが品種により異なります。

くらげ

くらげ

清熱平肝:肝陰虚による肝陽の上亢を抑制する作用があります。この意味を理解するにはハイレベルの薬膳理論を知らなければならないので、意味がわからなくてもスルーして大丈夫です。 化痰消積:からだに溜まった病理物質である「痰」をデトックスする作用があります。 潤腸通便:燥性の便秘を解消する作用があります。 くらげの効能について「滋陰化痰」としている文献もあります。補としては補陰、瀉としては化痰なので、よくまとめた4文字です。漢方理論を知っている人は、滋陰と化痰は真逆の作用のように感じるかもしれませんが、このふたつの作用を併せ持つ食材は珍しくありません。水道と下水道を同時にセットするイメージで理解してください。

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