くろきくらげ

くろきくらげの薬膳的な性質

薬膳的説明

補気補血:気血を補う作用があります。
潤肺  :燥性の肺のトラブルを改善する作用があります。
止血  :出血性のトラブルを改善する作用があります。

くろきくらげについて

黒キクラゲは古代中国では帝王だけが食することができる食材であるとされていたこともあるようです。それだけ貴重で滋養に満ちた食材であると考えられていたわけです。

帝王の食材であることから黒キクラゲは「素中の王」とも呼ばれたそうです。「素」は肉類以外の食べ物を表します。つまり黒キクラゲは野菜の王様とみなされていたことになります。

『本草綱目』の中では黒キクラゲの功能は益気不飢、軽身強志とされています。さまざまな効能があるように見えますが基本は補気補血です。潤肺や止血や軽身強志は全て補気補血の結果と考えることができます。

不飢は空腹感を緩和するという意味ですが「食欲を抑える」とも解釈できることから、食べ過ぎによる肥満を予防するための減肥食材としても注目されています。

食物繊維が豊富でほとんどカロリーがない黒キクラゲが減肥食材と考えられているのは現代科学の目から見てもうなずける話ですね。

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同じサーマルタイプの食材

サーマルタイプ:FLAT 平性

蜜棗

蜜棗

補益脾胃:脾、胃の働きを促進します。 滋養陰血:陰、血を補います。 養心安神:心血を補い精神を安定させます。

くらげ

くらげ

清熱平肝:肝陰虚による肝陽の上亢を抑制する作用があります。この意味を理解するにはハイレベルの薬膳理論を知らなければならないので、意味がわからなくてもスルーして大丈夫です。 化痰消積:からだに溜まった病理物質である「痰」をデトックスする作用があります。 潤腸通便:燥性の便秘を解消する作用があります。 くらげの効能について「滋陰化痰」としている文献もあります。補としては補陰、瀉としては化痰なので、よくまとめた4文字です。漢方理論を知っている人は、滋陰と化痰は真逆の作用のように感じるかもしれませんが、このふたつの作用を併せ持つ食材は珍しくありません。水道と下水道を同時にセットするイメージで理解してください。

にんじん

にんじん

下気補中:気の巡りを整えます。特に上昇しすぎる気の働きを抑制する作用があります。 健胃消食:消化促進作用、腹の張りを改善する作用があります。 サーマルタイプは文献により微温または平ですが、現在は平と考えてよいでしょう。 旬は秋から冬です。

豚肉

豚肉

滋陰潤燥:陰を補う作用があります。 サーマルタイプは寒とする文献もあります。 補気、補血の効能があるとする文献もあります。 補陰の作用があるので過剰な摂取は痰などの病理物質への変化につながるとされています。

ピーナッツ

ピーナッツ

潤肺化痰:肺を潤しながら痰を除去する働きがあります。 和胃補脾:食欲不振を改善する作用があります。 これらの性質はナマのピーナッツの性質です。ピーナッツには潤肺の作用があるので燥性のトラブルのケアに適しているのですが、炒ったり揚げたりした後にはピーナッツ自体が燥熱の性質を帯びるので燥性のトラブルのケアには不適切になります。 虚熱証の人は熱処理したピーナッツを控えたほうがよいとされています。ただし大量に食べたり長期間食べ続けない限り問題はないので、神経質になる必要はありません。 ◆花生衣の薬膳的作用 ピーナツの赤い薄皮(花生衣)には止血の作用があるとされています。 この止血作用は花生衣の作用というよりはピーナツ全体が脾の機能を改善し、血をあるべきところにキープする作用(脾統血)を高める結果だという説があります。その一方で花生衣の独自の功能だという見解もあります。 近年の科学的な研究によると花生衣には造血(血小板の生成作用)を促進する働きがあるそうなので、花生衣の独自の功能説が正しいのかもしれません。 アザができやすい人は薄皮ごと食べたほうがよいということになります。

プラム(スモモ)

プラム(スモモ)

プラムのサーマルタイプは文献により温から寒まで幅があります。 功能は清熱、生津、利水のほか、益気、活血作用があるとする文献もあります。 補と瀉の作用を併せ持つ食材です。

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