クコ
薬膳的説明
補腎益精:腎陰虚の諸症状を改善します。
養肝明目:肝陰虚の諸症状を改善します。
適量は最大12グラムです。
クコは薬膳にはよく使われる肝腎の陰を補う食材です。補陽とのバランスを考えながら用いるとよいでしょう。
クコについて
クコは古くから優れた薬効をもつ薬であると考えられてきました。それだけにクコにまつわる伝説がたくさんあります。
例えば北宋時代の次のような言い伝えがあります。
朝廷の使者が四川省に赴いたとき、若い娘が白髪の老人をひっぱたいているのを目撃しました。使者は娘に対して「もっと老人を敬いなさい」と言ったところ、娘は「この子はいくら言ってもクコを食べないから叱っているのです」との答え。
よくよく聞いてみると17歳くらいの娘だと思った女性は370歳で、90歳くらいに見える老人は女性の孫のさらに子孫だったのです。
クコを食べていると370歳になっても17歳の娘にみえるほど若さを保てるという伝説です。これは「白髪三千丈」的な中華風物語ですが、クコの効能に対する中国人の観念をよく表している話だと思います。
◆千歳枸杞
中国にはクコは神秘的な植物であるという観念もあります。クコの木の根は千歳になると犬にそっくりな形になると言われています。仙人はこの根から杖を作るという話もあります。
徽宗皇帝の時代に順州(現在の順義)で築城工事中に伝説上の犬の形をしたクコの根が発見され、皇帝に献上されたという話も残されています。
クコの古木の周囲では夜になると犬の鳴き声が聞こえるとも言われています。なんとも不思議な話です。
このように中国ではクコは単なる食物でも薬でもなく、非常に謎めいた存在なのです。
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