りんご

りんごの薬膳的な性質

薬膳的説明

生津潤肺:燥性の肺のトラブルを改善する。
除煩解暑:暑さを払う。
開胃  :食欲増進。
止瀉  :下痢止め。
醒酒  :酔い覚まし。

補気作用があるとする文献もあります。

りんごについて

現在の中国で見かけるリンゴは宣教師が伝えた品種や日本から伝わった品種です。中国での「富士」の生産量は非常に多いそうです。

外国のリンゴが伝わる前から中国にもリンゴはありました。古い書物に出てくるリンゴは中国に昔からあったリンゴなので現在のリンゴとは少し違います。

ただし薬膳的な扱いは同じようなので詳細な区別にこだわる必要はないでしょう。

林檎という漢字は中国でも使われますが、ふつうは「苹果」と書きます。iPhoneのアップル社も中国語では「苹果」です。中国語の林檎はバンレイシを意味することもあるのでリンゴを指す場合には一般的ではありません。

◆林檎耖

李自珍の『本草綱目』には「林檎耖」というリンゴの加工品が紹介されています。

「耖」という字はほとんど見かけませんが日本語の漢字の中にもあるようです。「そう」と読みます。これは畑を鋤くために使う農具を表す字だそうです。

「林檎耖」というのは熟した林檎を乾燥させてから粉にしたものです。これをお湯に溶いて飲んだようです。味は「很美」ということです。リンゴのドライフルーツがあれば明代のフルーツドリンクを再現できますよ。

余談ですが昔の中国ではリンゴの木には毛虫がつきやすいと言われていました。ところがリンゴの木の下にカイコを埋めるか魚を洗った水をかけると毛虫がつかなくなるという説があります。

この記録を書いている本人が「奇妙之処」と言っているくらい不思議な話です。何とかして毛虫を駆除したいという「念」がこのような話を生み出したのでしょう。昔の農業はさまざまな苦労が絶えなかったのでしょうね。

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同じサーマルタイプの食材

サーマルタイプ:COLD 涼性

緑茶

緑茶

清頭目:目や頭をスッキリさせます。 除煩渇:渇きを癒します。 化痰 :病理物質「痰」を除去します。 消食 :消化を促進します。 利尿 :尿の排泄を促します。 清熱解毒:からだの悪い熱を取り除きます。

みかん

みかん

開胃理気:食欲増進作用、気の巡り(特に胸や腹)を整える作用があります。 止渇潤肺:肺陰のほか胃陰を補う作用があります。 お酒の飲み過ぎや熱性の咳を改善します。 1日の適量は最大3個。

アスパラガス

アスパラガス

潤肺鎮咳:燥性の肺のトラブルを改善して咳を止めます。

牛乳

牛乳

補虚損:具体的には気血を補う作用です。 益肺胃:肺、胃の働きを促進します。 生津潤腸:燥性の腸のトラブルを改善します。 牛乳のサーマルタイプはフラット(平性)としている文献もありますが、中国では微寒と考えている人が多いようです。文献上も微寒としているものが目立ちます。

ドラゴンフルーツ

ドラゴンフルーツ

清熱潤肺:燥熱による肺のトラブルを改善します。

いちご

いちご

清肺止咳:熱性の咳を改善します。 解毒消腫:熱性の腫れを改善します。 イチゴには去風作用があるとする文献もあります。この場合の去風は肺経に入った風邪を除く作用であると考えればよいでしょう。

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