コーリャン

コーリャンの薬膳的な性質

薬膳的説明

滋陰養血:陰、血を補う作用があります。この作用により虚熱を改善します。
健脾和胃:脾、胃の機能を促進し、調和させる働きがあります。

コーリャンについて

コーリャンはモロコシとも呼ばれます。食品の原料としてしばしば目にするソルガムというのもコーリャンです。

中国の特に北方では産後の女性の体力回復のためにコーリャンの粥を食べる習慣があります。コーリャンの粥には朝鮮人参に匹敵する効果があるとされていて「代参湯」の別名があるほどです。

コーリャンは優れた保健食なのですが虚寒証の人には適していません。また杏仁との食べ合わせはよくないとされています。

また長期間食べ続けたり一度に大量に食べてはいけないとも言われています。中国人は体を冷やす食材の扱いには非常に神経質なのです。

優れた効能のある食材でも度を越してはいけない。この考え方は現代人が忘れがちな薬膳の基本的な教えです。

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同じサーマルタイプの食材

サーマルタイプ:COLD 涼性

ほおずき

ほおずき

清熱解毒利尿:からだの悪い熱を除去し、尿の排泄を促す働らきがあります。

れんこん

れんこん

レンコンの功能は文献によって異なります。最大公約数的な効能は熱を冷まし、滞った血の巡りを改善する作用です。 この場合の熱は血分の熱(血熱)です。漢方理論によると「血分に熱がある状態」はかなりの重症です。 このようなケースは薬で治療するレベルの状態なので、薬膳を実践するうえではほとんど考慮する必要はありません。ですからレンコンは滞った血の巡りを改善する野菜だとおぼえておけばよいでしょう。 レンコンは生で食べる場合と火を通して食べる場合では効能が違うとする説もあります。この説によるとレンコンの功能は次のようになります。 生で食べると血分の熱を冷まし、滞った血の巡りを改善する作用があります。 火を通して食べる場合は補血、健脾、開胃の作用があります。

ダイズ

ダイズ

健脾寛中:気の流れを促進し、脾の機能を高めます。 潤燥消水:潤いを増やしつつ余計な水分を除きます。 食べ過ぎると津液過剰となり病理物質である「痰」を生じるとする文献もあります。

とうふ

とうふ

益気和中:気の生成を促します。 生津潤燥:潤いを与えて燥性のトラブルを解消します。 清熱解毒:からだの悪い熱を除去します。

にがうり

にがうり

清熱解毒:からだの悪い熱を除去する作用があります。

ゆり根

ゆり根

養陰潤肺:陰を補い燥性の肺のトラブルを改善します。 清心安神:心の熱を鎮めて精神を落ち着けます。この作用により不眠を解消します。 ユリ根は肺をケアする食材というイメージが強いのですが、安神作用もあるので睡眠の質が悪い人にはおすすめの食材です。 心火による不眠を改善するにはユリ根だけではなく補血補陰の食材を積極的に使い、食事の総合的なサーマルタイプが涼性になるようにします。 現代の日本では潤肺作用よりも安神作用のほうが注目されるべきでしょう。肺の渇きよりもこころの渇きのほうが蔓延しているからです。

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