牡蠣

牡蠣の薬膳的な性質

薬膳的説明

滋陰養血:陰、血を補う作用があります。この作用により血虚による不眠症を改善します。

牡蠣について

牡蠣の旬は品種により異なります。一般的に流通している真牡蠣は産卵に備えて栄養を蓄える冬が旬になります。日本海側で多く養殖されている岩牡蠣は産卵期が夏なので夏が旬になります。

牡蠣の「牡」の字は雄を表す漢字です。昔の中国では牡蠣には雄しかいないと信じられていたので、この字が使われているそうです。中国語では「蠣」だけでも牡蠣を表します。また海蠣という呼び方もあります。

◆海蠣干

中国には「海蠣干」という牡蠣の乾物があります。冬に牡蠣を乾燥させた保存食です。乾物にすることで旨味が凝縮するので生にはない味が出ます。

牡蠣粥を作るときには生の牡蠣よりも海蠣干を使うほうが旨味が出ます。ただし海蠣干を使うときには注意が必要です。

先ずよく洗うこと。乾物の段階でブラシを使って表面の砂や汚れを落とします。その後ぬるま湯で戻しながらさらに汚れを落とします。

海蠣干は風が強い屋外で天日干しにして作られるので衛生面に細心の注意が必要なのです。丁寧に下準備をすれば極上の牡蠣粥が食べられますから、多少の手間を惜しむ理由など微塵もありませんよ。

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同じサーマルタイプの食材

サーマルタイプ:FLAT 平性

じゃがいも

じゃがいも

健脾利湿:じゃがいもの功能は健脾利湿です。脾の機能を高めるには最適の食品です。 寛腸通便:便秘解消作用もあります。 利水消腫:むくみ解消の効果も期待できます。 現代医学の観点からは、寛腸通便と利水消腫はじゃがいもに含まれる食物繊維とカリウムの作用だと言われています。 健脾は漢方独特の概念なので理解しづらいですが、消化器系の働きを助ける働きだと考えればよいでしょう。

牛肉

牛肉

補脾胃:食欲不振を改善します。 益気血:気血を補います。 強筋骨:筋骨を強壮にし、腰や膝の痛みを改善します。

プラム(スモモ)

プラム(スモモ)

プラムのサーマルタイプは文献により温から寒まで幅があります。 功能は清熱、生津、利水のほか、益気、活血作用があるとする文献もあります。 補と瀉の作用を併せ持つ食材です。

ピーナッツ

ピーナッツ

潤肺化痰:肺を潤しながら痰を除去する働きがあります。 和胃補脾:食欲不振を改善する作用があります。 これらの性質はナマのピーナッツの性質です。ピーナッツには潤肺の作用があるので燥性のトラブルのケアに適しているのですが、炒ったり揚げたりした後にはピーナッツ自体が燥熱の性質を帯びるので燥性のトラブルのケアには不適切になります。 虚熱証の人は熱処理したピーナッツを控えたほうがよいとされています。ただし大量に食べたり長期間食べ続けない限り問題はないので、神経質になる必要はありません。 ◆花生衣の薬膳的作用 ピーナツの赤い薄皮(花生衣)には止血の作用があるとされています。 この止血作用は花生衣の作用というよりはピーナツ全体が脾の機能を改善し、血をあるべきところにキープする作用(脾統血)を高める結果だという説があります。その一方で花生衣の独自の功能だという見解もあります。 近年の科学的な研究によると花生衣には造血(血小板の生成作用)を促進する働きがあるそうなので、花生衣の独自の功能説が正しいのかもしれません。 アザができやすい人は薄皮ごと食べたほうがよいということになります。

蜜棗

蜜棗

補益脾胃:脾、胃の働きを促進します。 滋養陰血:陰、血を補います。 養心安神:心血を補い精神を安定させます。

ぶどう

ぶどう

補気補血:気、血を補います。 生津利尿:渇きを癒し排尿を促します。 解表透疹:解表作用があります。 安胎:妊娠を安定させる作用があります。 ぶどうの功能はバリエーションに富んでいます。補と瀉の作用を兼ね備えた薬膳的に多機能な果実です。 旬は夏としましたが品種により異なります。

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