小豆(アズキ)

小豆(アズキ)の薬膳的な性質

薬膳的説明

利水除湿:余計な水分、湿を除去します。
和血排膿:血の巡りを改善し膿の排出を促します。

アズキのサーマルタイプは文献によって温から微寒まで幅があります。現在の中国ではおおむね平性と考えられているようです。

小豆(アズキ)について

アズキは利水除湿の漢方薬としても使われています。むくみや水太りを改善する作用があります。

漢方薬として使われるだけあって、アズキの利水作用はかなり強いとされています。ですから津液が不足している場合や血虚証の人には適していません。

この点については歴代の名医が警鐘を鳴らしています。除湿や利水の薬膳は美容(減肥)目的で紹介されることが多いので注意が必要です。

◆使い分け

中国ではアズキの品種によって効果に差があると言われています。大粒のアズキよりも小粒のアズキのほうが効くと言われています。

この知識を生かして利水目的の場合には小粒のアズキを使い、瀉の作用を強調したくない場合は大粒のアズキを選べばよいわけです。

なお中国語ではアズキは紅豆、赤豆、紅小豆、赤小豆などと書きますが、同じ字を使いながら別の植物のタネを意味することもあります。

中華圏にお住まいの方は文字だけではなく現物をよく見て買い求めて下さい。

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同じサーマルタイプの食材

サーマルタイプ:FLAT 平性

黒ゴマ

黒ゴマ

補肝腎:陰を補うことにより肝腎の機能を促進する。 益精血:腎精、血を補います。 潤腸燥:燥性の腸のトラブルを改善します。

ブナシメジ

ブナシメジ

化痰止咳:病理物質「痰」を除去して咳を止める効果。 通便排毒:便秘解消効果。 中国ではシメジが一般的に流通し始めてからの歴史が浅いので薬膳的な評価は定まっていません。このページで紹介した薬膳的な効能はあくまで暫定的なものだとお考え下さい。

米

補中益気:脾の働きを促進して気の生成を助ける作用があります。 コメのサーマルタイプは文献によって微寒から熱まで幅があります。また産地による区別や新米と古米による区別を記している文献もあります。現在の中国ではおおむね平性として扱われているようです。

クコ

クコ

補腎益精:腎陰虚の諸症状を改善します。 養肝明目:肝陰虚の諸症状を改善します。 適量は最大12グラムです。 クコは薬膳にはよく使われる肝腎の陰を補う食材です。補陽とのバランスを考えながら用いるとよいでしょう。

くろきくらげ

くろきくらげ

補気補血:気血を補う作用があります。 潤肺  :燥性の肺のトラブルを改善する作用があります。 止血  :出血性のトラブルを改善する作用があります。

くらげ

くらげ

清熱平肝:肝陰虚による肝陽の上亢を抑制する作用があります。この意味を理解するにはハイレベルの薬膳理論を知らなければならないので、意味がわからなくてもスルーして大丈夫です。 化痰消積:からだに溜まった病理物質である「痰」をデトックスする作用があります。 潤腸通便:燥性の便秘を解消する作用があります。 くらげの効能について「滋陰化痰」としている文献もあります。補としては補陰、瀉としては化痰なので、よくまとめた4文字です。漢方理論を知っている人は、滋陰と化痰は真逆の作用のように感じるかもしれませんが、このふたつの作用を併せ持つ食材は珍しくありません。水道と下水道を同時にセットするイメージで理解してください。

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