黒ゴマ

黒ゴマの薬膳的な性質

薬膳的説明

補肝腎:陰を補うことにより肝腎の機能を促進する。
益精血:腎精、血を補います。
潤腸燥:燥性の腸のトラブルを改善します。

黒ゴマについて

ゴマは漢の時代には中国に伝わっていました。『後漢書』によると霊帝は胡餅を好んだそうです。

胡餅というのはゴマせんべいを薄くしたような食べ物です。皇帝の好物ということで大流行し、都の一般庶民も好んで食べていたようです。

◆胡麻糊

中国には日本ではあまり見かけない食べ方として「胡麻糊」というものがあります。これはゴマのペーストに他の食材や甘みを加えた食べ物です。

通常胡麻を大量に食べることはありませんが、胡麻糊にすると小さなお椀一杯分くらいの量を一度に食べることになります。

ゴマをパラパラ振ったくらいでは薬膳的な意味はほとんどありませんが、お椀一杯分ともなるとゴマの効能が生きてきます。

クルミのペーストやピーナツのペーストなどを混ぜることによって、薬膳的な効能を変化させることもできます。

ペーストの種類もトッピングの種類も豊富なので、胡麻糊のバリエーションだけでさまざまな薬膳を作ることができます。

フードプロセッサを使えば胡麻ペーストもクルミペーストも自作できるので、時間に余裕があるときにでも胡麻糊を作ってみてはいかがでしょうか。

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同じサーマルタイプの食材

サーマルタイプ:FLAT 平性

ピーナッツ

ピーナッツ

潤肺化痰:肺を潤しながら痰を除去する働きがあります。 和胃補脾:食欲不振を改善する作用があります。 これらの性質はナマのピーナッツの性質です。ピーナッツには潤肺の作用があるので燥性のトラブルのケアに適しているのですが、炒ったり揚げたりした後にはピーナッツ自体が燥熱の性質を帯びるので燥性のトラブルのケアには不適切になります。 虚熱証の人は熱処理したピーナッツを控えたほうがよいとされています。ただし大量に食べたり長期間食べ続けない限り問題はないので、神経質になる必要はありません。 ◆花生衣の薬膳的作用 ピーナツの赤い薄皮(花生衣)には止血の作用があるとされています。 この止血作用は花生衣の作用というよりはピーナツ全体が脾の機能を改善し、血をあるべきところにキープする作用(脾統血)を高める結果だという説があります。その一方で花生衣の独自の功能だという見解もあります。 近年の科学的な研究によると花生衣には造血(血小板の生成作用)を促進する働きがあるそうなので、花生衣の独自の功能説が正しいのかもしれません。 アザができやすい人は薄皮ごと食べたほうがよいということになります。

ぶどう

ぶどう

補気補血:気、血を補います。 生津利尿:渇きを癒し排尿を促します。 解表透疹:解表作用があります。 安胎:妊娠を安定させる作用があります。 ぶどうの功能はバリエーションに富んでいます。補と瀉の作用を兼ね備えた薬膳的に多機能な果実です。 旬は夏としましたが品種により異なります。

プラム(スモモ)

プラム(スモモ)

プラムのサーマルタイプは文献により温から寒まで幅があります。 功能は清熱、生津、利水のほか、益気、活血作用があるとする文献もあります。 補と瀉の作用を併せ持つ食材です。

蜜棗

蜜棗

補益脾胃:脾、胃の働きを促進します。 滋養陰血:陰、血を補います。 養心安神:心血を補い精神を安定させます。

にんじん

にんじん

下気補中:気の巡りを整えます。特に上昇しすぎる気の働きを抑制する作用があります。 健胃消食:消化促進作用、腹の張りを改善する作用があります。 サーマルタイプは文献により微温または平ですが、現在は平と考えてよいでしょう。 旬は秋から冬です。

くらげ

くらげ

清熱平肝:肝陰虚による肝陽の上亢を抑制する作用があります。この意味を理解するにはハイレベルの薬膳理論を知らなければならないので、意味がわからなくてもスルーして大丈夫です。 化痰消積:からだに溜まった病理物質である「痰」をデトックスする作用があります。 潤腸通便:燥性の便秘を解消する作用があります。 くらげの効能について「滋陰化痰」としている文献もあります。補としては補陰、瀉としては化痰なので、よくまとめた4文字です。漢方理論を知っている人は、滋陰と化痰は真逆の作用のように感じるかもしれませんが、このふたつの作用を併せ持つ食材は珍しくありません。水道と下水道を同時にセットするイメージで理解してください。

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