くり

くりの薬膳的な性質

薬膳的説明

養胃健脾:脾、胃の機能を高めます。
補腎強筋:腎機能を高めます。
活血止血:血の巡りを改善し、血の滞りによる出血を止めます。

くりについて

中国の栗と言えば「天津甘栗」をイメージする人も多いのでは?

実際に天津甘栗は北京や天津の伝統的な食べ物なのです。ただし中国では天津甘栗とは言いません。中国では「糖炒栗子」と言います。

栗を滑らかでツブが揃った砂利と一緒に炒めて作るのが天津甘栗かと思いきや、糖炒栗子という名が示す通り、単に熱するだけではなく糖分を加えて炒めているのです。

正確に言うと麦芽糖と植物油を加えて砂利と一緒に炒めて作るのが正統派の糖炒栗子です。

近年の中国では薬物に漬けた栗を原料に使っているとの噂が流れたせいで「糖炒栗子を自宅で作る方法」の記事が多数目につきます。

その多くは期待に反して砂糖と水とクリを容器に入れて電子レンジで加熱する方法です。玉砂利で炒めるのはさすがの中国人にとってもハードルが高いようですね。

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同じサーマルタイプの食材

サーマルタイプ:HOT 温性

シナモン

シナモン

温腎壮陽:腎陽の不足による諸症状を改善します。 温中散寒:冷えによる腹部の諸症状を改善します。 温経止痛:冷えによる痛みを改善します。 この他にも活血作用があるとされています。このため冷えによる生理痛もブラスタによる生理痛も改善する作用があります。 量は最大でも5グラムまで。 次のような場合は控えたほうがよいとされています。  妊娠中の女性  痔  便秘

ガラムマサラ

ガラムマサラ

クミン:温:散寒止痛、理気和胃 カルダモン:温:消食去風 ナツメグ :温:温中、行气、消食 メース  :温:健胃和中 シナモン :温:散寒止痛、活血通経 インディアンベイリーフ(シナモンリーフ):温:温中散寒、解表発汗 ローレル(ベイリーフ):温 クローブ   :温:温中 オールスパイス:温 コリアンダー :平:健胃 ターメリック :温:行气活血、通経止痛 コショウ   :温:温中去寒 レッドペッパー:温:温中散寒、開胃消食 ガーリック:温:行气温中 ジンジャー:温:解表散寒、温中止嘔 ほぼ共通して体を温め、気(血)の巡りを改善し、食欲を増進する作用があります。 瀉の作用に偏っているので補の食材を用いてバランスをとることで薬膳的な完成度が高まります。

にら

にら

補腎:腎陽を補います。 温中行気:気の巡りを改善します。 ニラの功能は文献によって様々です。体を温め気の巡りを改善すると覚えておけばよいでしょう。

鶏肉

鶏肉

温中益気:気を補う作用があります。 補精添髄:精、髄を補う作用があります。強壮作用があると考えればよいでしょう。 鶏肉のサーマルタイプは文献によって熱から微寒までかなりの幅がありますが、功能から逆算して温性であると考えればよいでしょう。 古い文献でサーマルタイプが一定しないのは、生育環境やエサによって鶏肉のサーマルタイプが変化することを示唆しています。

にんにく

にんにく

行気消積:気滞を解消する作用があります。 さらに食欲増進作用があるとされています。 陰虚火旺、目・のど・口腔内の疾病がある場合は不向きな食材です。

ざくろ

ざくろ

生津止渇:ざくろは温性ですが補陰作用がある食材です。ざくろの補陰作用は陽に拮抗して熱を冷ます作用ではなく、体に潤いを与える作用です。口や喉の渇きを癒す働きもあります。 収斂固渋:ざくろには収斂作用があるので出血性のトラブルや下痢などを改善する作用があります。 1日の適量は1個。 ざくろは果実だけではなく植物全体が漢方薬になる薬の木です。 例えば花には止血、葉には潤燥、皮には駆虫などの効能があります。どの部位にも共通して収斂作用があるとおぼえておけばほぼ間違いないと思って下さい。

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