にがうり

にがうりの薬膳的な性質

薬膳的説明

清熱解毒:からだの悪い熱を除去する作用があります。

にがうりについて

中国では「歴史上最もニガウリを好んだ人物」として石濤(せきとう)という画家が有名です。

石濤は明の皇室にも縁のある名門の出身でしたが、明王朝が滅ぼされたため各地を転々とし、最終的には仏門に入ります。そして自分自身を「苦瓜和尚」と称したというのです。

石濤は毎食ニガウリを食べていただけではなく、ニガウリに礼拝していたとも言われています。

なぜ石濤はそれほどまでにニガウリを特別視していたのでしょうか?

諸説あるのですが、次の説が「なるほど」と思わせる解釈です。

ニガウリは熟してくると中のタネの周辺から赤くなります。そのときのニガウリは外見は緑で中が赤い状態です。

日本人が緑の信号を「青信号」というように、中国でも緑と青は文学的には同じ扱いを受けることがあるので、このようなニガウリを「青皮朱心」と表現することができます。

これが「清皮朱心」と同音なのです。清皮朱心は、外見は清朝だけど中身は朱(明の皇室の姓)だという意味です。

明が滅ぼされて異民族の支配下に入った中国では、同じような感情を抱いていた人は多かったかもしれませんね。

石濤のパトロンは清朝の貴族でしたから、石濤は本音と建前の使い分けがうまかったとも言えますし、大人の世界では己の心を貫くのは難しいとも言えます。

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同じサーマルタイプの食材

サーマルタイプ:COLD 涼性

いちじく

いちじく

潤肺止咳:燥性の咳を止める作用があります。 清熱潤腸:熱と燥による便秘を改善する働きがあります。

ヨクイニン

ヨクイニン

健脾除湿:脾の機能を高め、湿を除去します。 清熱排膿:悪い熱をとり、膿の排出を促します。 漢方的には肌のコンディションを改善(イボ取りなど)するために使われることが多い薬です。一度に大量に食べても効果は期待できません。少しずつ長く続けることで効果が現れます。長く続けるにはヨクイニン粥がおすすめです。 なお中国では「孕婦慎用」とされていますから妊娠中の女性は気をつけてください。 ◆ヨクイニンと便秘 薬膳(漢方)理論によるとヨクイニンは便秘の人には向かない食材です。ヨクイニンは漢方的な意味での水分を減らす働きをもつ薬だからです。 水分(津液)が不足すると直接(津液不足)、間接(血虚便秘)に便秘の原因になります。ですから便秘の患者さんにはヨクイニンを用いないのが基本です。本によっては忌食とされています。 どうしてもヨクイニンを使いたいときは便秘を予防するための食材をブレンドするとよいのですが難易度が高いです。 現在便秘の人やヨクイニンを食べ始めてから便秘になった場合は体のコンディションに合っていません。

ゆり根

ゆり根

養陰潤肺:陰を補い燥性の肺のトラブルを改善します。 清心安神:心の熱を鎮めて精神を落ち着けます。この作用により不眠を解消します。 ユリ根は肺をケアする食材というイメージが強いのですが、安神作用もあるので睡眠の質が悪い人にはおすすめの食材です。 心火による不眠を改善するにはユリ根だけではなく補血補陰の食材を積極的に使い、食事の総合的なサーマルタイプが涼性になるようにします。 現代の日本では潤肺作用よりも安神作用のほうが注目されるべきでしょう。肺の渇きよりもこころの渇きのほうが蔓延しているからです。

柿

潤肺生津:燥性の肺のトラブルを改善します。

たけのこ

たけのこ

滋陰養血:陰、血を補います。 清熱化痰:病理物質「痰」を除去します。 利尿通便:排泄を促します。 この他にも消食、明目、益気などさまざまな効能があるとされています。

そば

そば

健脾消積:脾の働きを強め滞りを解消します。 下気寛腸:気の下降を促進して腸の詰まりを解消します。 ソバには健脾作用がありますが寒性で気の下降を促すため、脾胃虚寒証の人(下痢の傾向がある人などに多い)には向かない食材であるとされています。

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