中国のコーヒー文化
中国人がコーヒーを飲むようになったのは1990年代からだと言われています。
一方日本では第二次世界大戦中に敵国飲料として禁止されていたそうですから戦前からかなり普及していたことになります。
日本と比べると中国のコーヒーの一般化は始まったばかりなのです。
中国でコーヒーを習慣的に消費しているのは高学歴の中年男性だそうです。
学生や若いビジネスパーソンもコーヒーを消費しますがコーヒーを生活必需品と考えるほどハマっている人は少ないようです。
中国のコアな消費者はブランド・ロイヤリティが高いので既存のブランドが有利です。
また高級品志向が強く飲み方はエスプレッソが中心です。
日本ではドリップ派が多い感じがしますが、中国人は最初にスタバなどのマシーンで淹れるコーヒーから入るのでこういう傾向が強いのでしょう。
このような高級志向の他にインスタントコーヒーの消費も伸びています。
カフェの利用
少し古い数字ですが2016年の段階で中国のカフェの店舗数は10万箇所を突破しています。
カフェを利用するのは職業別にみると圧倒的にホワイトカラーが多く、ホワイトカラーの30%はカフェを利用しています。
カフェはプライベートな時間にも商談の場にも利用されています。カフェの選択には雰囲気が重要視されています。
食文化は食品だけでは完結しません。店の雰囲気、サービス、価格、世代などさまざまな要素が中国のコーヒー文化を形成しつつあるのです。
カフェではカフェラテが最も好まれる商品だそうです。
中国ではブラックコーヒーはあまり人気がありません。
コーヒー
コーヒーのサーマルタイプについては温性という説と平性という説があります。もろもろの意見を読んでみるとコーヒーのサーマルタイプは平性かやや温性と考えるのが妥当なようです。