さくらんぼ

さくらんぼの薬膳的な性質

薬膳的説明

補中益気:脾などの働きを助けて気の生成を促します。
健脾和胃:脾胃の働きを調和させます。
去風除湿:風邪、湿邪を除きます。
補気、補血作用があるとする文献もあります。

さくらんぼについて

中国ではサクランボは古くから珍重されてきた果物です。紀元前の中国の政治的な中心地は北方です。北方中国で1年のうち最初にみのる果物はサクランボだったからです。

帝王ですら先ず祖先に供えてからでなければ口にすることはなかったと言われるほど貴重な果実だったようです。

宮廷行事にもかかわりがあり、皇帝からの下賜品や皇帝への献上品としても利用されていた時期があります。

遅くとも元代には北京周辺でサクランボが栽培されていたようです。明朝末期には北京の北西・海淀区は「毎春時桜桃花開遍山谷」という風流な景色になっていました。

現在の北京周辺では清の時代に宣教師や華僑が持ち込んだヨーロッパの品種が多くなっているそうです。実が大きくフルーツとしても分かりやすいおいしさのチェリーです。

しかし古代中国の王侯貴族が好んだサクランボはひと味違う中国の品種です。

日本人は日本のサクランボとチェリーの両方の味を知っていますから、中国のサクランボ事情を理解しやすいのではないでしょうか。



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同じサーマルタイプの食材

サーマルタイプ:HOT 温性

鹿肉

鹿肉

気血を補う作用があります。 虚熱がある場合には不向きな食材です。

かぼちゃ

かぼちゃ

補中益気:脾の働きを高め気を補う作用があります。病後の体力回復などに適した食材です。 かぼちゃの旬は秋から冬です。

ざくろ

ざくろ

生津止渇:ざくろは温性ですが補陰作用がある食材です。ざくろの補陰作用は陽に拮抗して熱を冷ます作用ではなく、体に潤いを与える作用です。口や喉の渇きを癒す働きもあります。 収斂固渋:ざくろには収斂作用があるので出血性のトラブルや下痢などを改善する作用があります。 1日の適量は1個。 ざくろは果実だけではなく植物全体が漢方薬になる薬の木です。 例えば花には止血、葉には潤燥、皮には駆虫などの効能があります。どの部位にも共通して収斂作用があるとおぼえておけばほぼ間違いないと思って下さい。

コショウ

コショウ

温中下気:中焦(脾、胃など)を温め、気の過剰な上昇傾向を抑制します。 消痰解毒:病理物質「痰」をデトックスする作用があります。

にんにく

にんにく

行気消積:気滞を解消する作用があります。 さらに食欲増進作用があるとされています。 陰虚火旺、目・のど・口腔内の疾病がある場合は不向きな食材です。

スターアニス

スターアニス

温中理気止痛:冷えによる痛みや気滞による痛みを解消する作用があります。 適量は3から6グラムです。

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