うどん薬膳

うどんは最強の薬膳になる

薬膳と聞いてイメージするのは漢方薬が入った中華料理。もしそんなイメージを抱いているならそれは大きな間違いです。

薬膳は特別な料理ではありません。例えば「うどん」だって立派な薬膳料理なのです。

薬膳は「料理の種類」ではなく「料理の選び方」だからです。本当の薬膳を実践すれば奇跡のようなことが起こります。

日々の食事をインナーバランスを調和させるように選ぶことで、陰陽・気などの生命エネルギーの状態が好転し、長年の体調不良がウソのように消えることもあるのです。

そのために特別な料理や特別な食材を食べる必要はありません。

和食でも薬膳になりますしイタリアンでも薬膳になります。

すごく身近な食べ物「うどん」だって薬膳になります。

簡単で手軽でおいしい「うどん」。そういう料理でインナーバランスを整えてしまうことこそが最強の薬膳なのです。

インナーバランスを整える

いちばん基本的な薬膳は陰陽と寒熱のバランスを整える薬膳です。陰陽と寒熱はいちばん基本的なインナーバランスだからです。

陰と陽はお互いに同じくらいの強さの時にバランスが取れています。陰と陽の強さはいつも変化しています。昼間は陽が強く夜は陰が強くなります。

昼間は活発になり夜は眠りに入るのは陰陽の強さが変化するからです。

陰と陽のバランスがよいときはこの変化はスムースですが、どちらかが強くなりすぎたり逆に弱くなりすぎたりすると、昼間でも眠くなったり、夜になっても眠れないという状態になります。

陰と陽には体を温めたり冷ましたりする働きもあります。

陽が強すぎると体が熱を持ちすぎてしまいます。逆に陰が強すぎると冷えてしまうのです。

陽が強すぎるときは体を冷まし、陰が強すぎるときは体を温める食べ物を選ぶのが薬膳の基本です。

どういうときに体が冷えているのか、どういうときに体が熱を持ちすぎているのか?

これを判断するためには心と体のサインを観察すればよいのです。
具体的に知りたい人はインナーバランストリートメントのテキストをご覧ください。

うどんで薬膳する

うどんは体を温める食材です。ですから体が冷えている人が「すうどん」を食べると、もうそれは「薬膳」なのです。

なぜかと言うと冷えた体を温めることによって「寒熱」というインナーバランスを「ちょうどよい」状態に整えることができるからです。

逆に体が熱を持っている人が「すうどん」を食べた場合には、それは「薬膳」ではありません。

熱を持った体をさらに温めると体の「寒熱」のバランスは今まで以上に「熱」のほうに傾いてしまいます。インナーバランスを改善しない食事は「薬膳」ではないのです。

では体が熱を持っている人はうどんを食べないほうがよいのでしょうか?

そうではありません。体を冷ます食材をトッピングすることで体を温める作用を弱めることができます。

つまりトッピングを工夫することによって体に熱があってもうどんを「薬膳」に変えることができるのです。

例えばキノコ、タケノコ、ナス、ワカメなどには体を冷ます作用があります。こうした食材を具材として使えばよいのです。

ただし「薬膳」は一回食べただけでは効果はありません。

長く続けることでインナーバランスが整い心と体のコンディションが好転します。

漢方理論によれば、あらゆる病気はインナーバランスを整えることで治ってしまいます。

実は薬膳と漢方は同じことを目指しています。つまりインナーバランスを整えることが薬膳と漢方の共通の目的なのです。

薬膳の場合は「食べ物」という作用が穏やかなものでインナーバランスを整えますが、漢方は漢方薬という作用が強い薬でインナーバランスを整えます。

薬膳と漢方は手段が違うだけで目的は同じなのです。

ですから薬膳には漢方と同じだけの効果があります。ただし体への働きかけが漢方よりもゆるやかです。

緩やかなので効果を実感するまで漢方よりも時間がかかります。ですから「続けること」が大切なのです。

続けるためには「薬膳」が特別な料理であってはならないのです。

普段から食べているものを体に合わせてチョイスする。それだけで普段の食事が薬膳になります。そうすればムリなく薬膳を続けることができます。

うどんのトッピングを工夫することでうどんを薬膳にする。こういう発想が実は一番大切なのです。

たま~にしか食べない特別な「薬膳料理」はイベントを楽しむという意味では面白いかもしれません。

でも本当に体質を改善したいならインナーバランスを整える食習慣としての「薬膳」を実践する必要があります。

「実践する」なんて言うと難しそうですが要するに「体が冷えていたらうどんを食べる」。それだけです。

少しでも興味を持ったら気楽に薬膳ライフを始めましょう!

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