サーマルタイプ:温性
味:辛
帰経:肺 胃 脾
ローズマリーという植物
ローズマリーは地中海原産の低木です。ヨーロッパでは特に羊肉の料理に臭い消しのハーブとして使われてきました。
中国語の表記は迷迭香[Mí dié xiāng]です。そして日本語の漢字表記も同じ字を書きます。
迷迭香の日本語での読み方は”マンネンロウ”です。漢字を見ても全く想像できない読み方です。
ローズマリーは常に香りがするという意味で万年香(マンネンコウ)と呼ばれていたのがどういうわけかマンネンロウと呼ばれるようになり、中国語の迷迭香にこの読み方が当てられたという経緯があるようです。
なお漢方薬としてのローズマリーは同じ漢字で迷迭香と書いて”メイテツコウ”と呼びます。
ローズマリーの薬膳的性質
ローズマリーのサーマルタイプは温性なので体を温める作用を持つハーブです。ただし文献によっては平性となっています。
何れにしても体が冷えている人に適した食材ということになります。
効能は発汗、健脾、安神、止痛などです。薬膳的には消化促進効果がある点に注目したいですね。