薬膳の目的
薬膳は「人を幸せにするテクノロジー」です。
誰か(自分自身でもかまいません)を本気で幸せにしたいというマインドがなければ薬膳の学習は単なる「お勉強」で終わってしまします。
薬膳は単に料理を作る技術や知識ではないので「どうすればこの人は今より幸せになるのだろう」という視点が大切です。
例えば理論的に相手の体によい料理であっても、相手が苦手なものを無理やり勧めるのは相手を幸せにする行為ではありません。
薬膳の実践には料理や食事を超えた視点を持つことが非常に重要です。
薬膳の特徴
薬膳には多くのフードセラピーと異なり、人によってケアの方法が異なるという特徴があります。
例えば「最近疲れやすい」という人をケアする場合に決まったメニューがあるわけではありません。
Aさんにはこのメニュー、Bさんには別のメニューというように、その人のコンディションを判定して作る料理を変えるのが薬膳の特徴です。
ですから食事をする人のコンディションをどのように判定するかというのが薬膳学習のひとつテーマになります。
例えばAさんは体が冷えているとか、Bさんは体が余計な熱を持っているなどと判定する必要があるのですが、その判定の基準は何かを学習するわけです。
でも難しく考える必要はありません。
冷え性だったり、冷たい飲食物が苦手だったりすれば体が冷えていると判定し、舌の色が赤かったり、寝苦しくて睡眠の質が悪くなっていたりすれば体が余計な熱を持っていると判定します。
直感的に判定できることが多いので無理やり暗記しなければいけないようなことはありません。
TCMediCo の役割
TCMediCo は薬膳の専門家が薬膳の知識を生かせるプラットフォームを開発し提供する事業を行っています。
現在は全くの初心者に対するスクーリングや資格授与などの活動は行っておりません。
ただし本格的な学習を始める前に薬膳のアウトラインを理解したいという方々に向けて作成した電子書籍がございます。
ご興味のあるかたはそちらをご覧ください。