カツの卵とじ(カツとじ)

サーマルタイプ:温性

メイン食材:ブタニク、タマゴ

タンパク質補給食

画像はトンカツを卵でとじた「カツとじ」です。

日本人が大好きな醤油とダシの味で食べる料理です。

薬膳的作用

ブタニクのサーマルタイプは平性ですが、揚げることによって温性に変化します。

陰陽理論で説明すれば熱の陽気が加わることによる変化です。熱により体を冷ます成分が変性するからという解釈も存在します。

鶏卵のサーマルタイプは平性と考えてよいでしょう。

マニアックな話になりますが、黄身と白身のサーマルタイプが合わさって平性になるという説明もあれば「生涼熟温」つまり生だと体を冷ますけれど熱を加えると温性になるという説もあります。

いずれにしても「カツとじ」という料理全体では温性になりますから、カツとじは体を温めてくれる料理ということになります。

ここからは上級者向けの知識になりますが、ブタニクと鶏卵には共通して養血・滋陰の作用があります。

このふたつの食材を使った「カツとじ」には漢方的な意味での血(陰)の不足をケアする作用があります。

血(陰)の不足は女性の生理に関するトラブルや美容上のトラブルに深い関連があるので、漢方的なケアに興味がある方は漢方に詳しい医師・薬剤師と相談して血の不足がないか診断してもらうとよいでしょう。

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