リョクトウ(緑豆)

サーマルタイプ:涼性

味:甘 

帰経:心 胃 

リョクトウ(緑豆)という植物

リョクトウはインド原産ですが17世紀には日本でも栽培されていたそうです。

現在の日本では大部分が「もやし」の原料として利用されているので、リョクトウそのものを一般的な食料品店で見かけることはほとんどありません。

中国での利用法

中国ではリョクトウそのものをスープ、粥、(月餅などの)あんなどとして日常的に利用します。さらに春雨や涼粉の原料としても用いられます。

さらにリョクトウからデンプンをとるときの上澄み液を発酵させて作る”豆汁”という飲料があります。

豆汁は北京の伝統的な飲料ですが、かなりクセの強い飲料として有名です。

薬膳的効能

リョクトウは体を冷ます食材です。

効能は清热解毒なので熱から来るトラブルの改善に用いられます。

日本ではリョクトウは「もやし」として用いられますが、リョクトウ・モヤシの薬膳的効能はリョクトウとほぼ同じです。

モヤシ
日本でモヤシと言えばリョクトウ(緑豆)モヤシかダイズ(大豆)のモヤシが一般的なので、このページではリョクトウ・モヤシとダイズ・モヤシについて薬膳的な性質をご紹介します。
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