薬膳は「食べる人」次第
薬膳の最大の特徴は人それぞれの状態(証:インナーバランス)に応じて料理を作る点にあります。
例えば体が冷えている人には体を温める料理が薬膳になりますし、逆に余計な熱を持っている人には体を冷ます料理が薬膳になります。
ですから薬膳は「これから薬膳を食べたい」と思っている人の状態(体が冷えているかどうかなど)を知ることから始まります。
薬膳理論によると体の状態は様々に分類することができます。
複雑な分類をするには専門知識が必要です。だから薬膳は難しいと思われがちです。
でも日常生活の中で薬膳料理を作るためには専門知識は必要ありません。
いちばん簡単な分類に基づいて料理を作れば良いだけです。
寒熱バランス(サーマル・コンディション)
ヒトの状態を分類するときに一番簡単なのは「体が冷えているか、余計な熱を持っているか」という分類です。
ただしこれは体温は関係ありません。
どういう時に体が冷えていると判断するか、どういう時に余計な熱を持っていると判断するかは、薬膳理論による判定方法で判断します。
やっぱり薬膳理論を勉強しないといけないのか…と思いました?
確かに興味がある人は勉強するとそれなりにオモシロイのですが、すぐに薬膳料理を作りたい人は勉強しなくてもダイジョウブです。
薬膳理論に基づく判定をAIに任せてしまえばよいのです。勉強を省略したい人は下のリンクから自動判定ツールを試してみましょう。
基本的な薬膳料理は3タイプです
ヒトの状態をいちばん基本的な分類方法で分類すると次のようになります。
①体が冷えている
②余計な熱を持っている
③ちょうどよい状態
④体の一部は冷えていて、別の部分には余計な熱がある
難しい話を省略して結論だけ紹介します!
基本レベルの段階では③と④には同じタイプの薬膳料理が適しているので、①、②、③または④に対応する3タイプの料理を区別できれば薬膳料理を作ることができます。
では3タイプの料理とはどういう料理でしょうか?
①体が冷えている人に対しては体を温める料理
②余計な熱を持っている人に対しては体を冷ます料理
③ちょうどよい状態または④体の一部は冷えていて別の部分には余計な熱がある人には体を温めもしないし冷ましもしない料理が適しています。
どういう料理が体を温めるのか、どういう料理が体を冷ますのかは自動判定ツールの結果表示画面にリンクが出ますので、最初のうちは「こういう料理は体を温めるのか~」という感じでご利用下さい。
しばらくすると何となく薬膳の感覚がつかめてきます。薬膳理論はその後で勉強すれば十分ですよ。