薬膳理論解説:そもそも薬膳ってなに?

全ての食べ物は薬膳になる

薬膳は特別な料理ではありません

ふだん食べている料理でも薬膳になります。肉じゃがでも生姜焼きでも薬膳になります。

ただしそれには条件があります。

私たちの体には陰陽、寒熱などのバランスがあります。これをインナーバランスと言います。

インナーバランスは人によって違います。ある人は陽が強すぎて熱が多すぎます。また別の人は陽が足りず体が冷えています。

薬膳は食べ物のちからを借りて偏ったインナーバランスを改善する食事なのです。

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薬膳とは

全ての食べ物にはインナーバランスを変化させる作用があります。

例えば生姜焼きは体を温める作用があります。

もしもあなたの体が冷えているなら生姜焼きはあなたのインナーバランスを改善する薬膳なのです。

ところが体に余計な熱が溜まっているときに体を温める食事を食べるとインナーバランスは悪化します。

ですから同じ料理でもある人にとっては薬膳ですし、別の人にとっては体のコンディションを悪化させる食べ物になってしまうのです。

ひとりひとりのコンディションによって食べるべき食事が違う

これが薬膳の大きな特徴です。

普通のフードセラピーは例えば「ビタミンCが多いから」とか「食物繊維が多いから」体によいという考え方がベースにあります。

つまりそういう食事は「誰にとっても」良い食事だというわけです。

ところが薬膳は人によって合っている食事は違うと考えています。そこが薬膳の最大の特徴です。

インナーバランスを知る

薬膳は体のコンディション(インナーバランス)を整えるテクノロジーですから、今の自分自身のインナーバランスを知るところから始まります

薬膳を始めたいと思う人にとってはここが一番の問題です。

インナーバランスを判断できるようになるには長い勉強が必要です。薬膳は難しそうだと思われがちですが確かにそれなりの理由があるわけです。

世の中には「薬膳を始めたいけど勉強はしたくない」という人はたくさんいらっしゃいます。

おとなは忙しいので薬膳の勉強に年単位の時間を割くヒマがないのがふつうだからです。

TCMediCo の役割は薬膳理論を知らない人でも手軽に薬膳を利用できる環境を整えることです。

そこで TCMediCo は難しい専門用語を知らなくても自分自身のインナーバランスを知ることができるツールを開発しました。

このウェブサイト内でインナーバランスを判定するツールを公開しています。

このツールを使えばあなたの食生活を無理なく薬膳に変えることができます。

薬膳はおだやかなフードセラピー

薬膳を1回食べただけで体の状態が劇的に変化するようなことはありません。食べ物の作用はとても穏やかだからです。

毎日食べる食事の作用が少しずつ少しずつ積み重なってインナーバランスを変えて行くのが薬膳です。

ですから薬膳は続けなくては意味がありません。「特別な薬膳料理」を作ろうとすると長く続けることはできません。

普段から食べている料理のうち自分自身のインナーバランスを改善してくれるものを選ぶようにするのが薬膳を続けるコツです。

クコなどの漢方薬が入ったスペシャルな薬膳料理はたま~に作って楽しむ程度でよいわけです。

元代の中国の皇帝が薬膳で体質改善した例では3カ月かかっています。薬膳はそのくらい長い時間をかけて体のコンディションをゆっくりゆっくり改善するフードセラピーなのです。

何か月も続けるには「おいしい」「楽しい」はとても大切な要素です。

あまりおいしくないけど我慢して食べるとか、めんどくさいと思いながら資料を調べて料理を作るなんてことをしていたら、そんな薬膳ライフはいつか終わります。

だからこそアバウトにやる。細かいことにこだわらない。たまにはジャンクも許すくらいの心構えで始めましょう。

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